手術 6

手術室へ着くと、一番初めに行われたのが剃毛だった。
話には聞いてはいたが、前日の話ではもしかしたら剃るかもとは言われていたが、いきなり全て剃毛とは。。。
それを事前に知っていたら自分でやったのに。恥ずかしい。
でもそんな恥ずかしさを感じているほどの余裕もないくらい二人がかりであっさり終わっていた。
それが終わるといよいよ手術台へ。
手術台に乗せられた時の素直な感想はこんなに一人の手術に人がいるの?だった。
寝かされているためはっきりは分からないが、手術を行う主治医とそのサポートに二人。そして周りを囲むように数人がいて、更に手術室の上?2階みたいなところ?にも数人がいてモニターを見ている。多分10人はいたと思う。
そんな中での手術スタートとなった。
まず初めにカテーテルを通すための管を首と足の付け根から入れていく。
ここは麻酔はしているものの地味に痛かったことを記憶している。
それが終わるといよいよ手術の始まりである。
「じゃあ今から始めるけどきついようなら行ってね」
そんな優しい主治医の先生の言葉も後になり、ずっときつかったんですけど?と言いたいくらい辛い手術だった。
頭がぼんやりとする麻酔をしていなかったらどれだけの地獄だっただろうか?