手術 8

何度か不整脈を引き起こし動悸を起こし電気異常を焼いていく内に先生がポツリと言った一言が聞こえてきた。
「これはかなり苦しかったと思うよ」
同じ症状をもつ患者を何人も見てきて手術を行ってきた先生が言うのだからよっぽどだったのか?
そんなことを一瞬考えたことを記憶している。
手術に要した時間は約1時間半。
その間ずっと同じことを繰り返しながら同じ苦しさを味わい続けていた。
何ヵ所焼いたのかはよく分からない。
「頑張りましたね。終わりましたよ。」
ようやく今まで起きていた電気異常のある箇所を全て焼却出来たらしい。
これでようやく解放される。とにかく手術の終わりだけを願いながら過ごしたからか、もう治った。そんな実感は全くなかった。
術後の処置をすませ、またストレッチャーへ乗せられ病室へと運ばれていく。
この時手術の疲れからか、終わったことへの安心感からかは分からないが、病室へ戻るまでのわずかな時間で眠りについていたらしい。
次に目を覚ました時には夕方で、術後もしばらく病室にいたらしい両親も成功を聞いて安心し目を覚ます前に帰ったらしい。
起きたら嫁だけがイスに座って本を読んでいた。

手術 7

「何時何分。これより手術を開始します」
こんなことを言っていたかは覚えてないが、何となく似たようなニュアンスのことを言って始まったように思う。
そして始まった直後から地獄の苦しみが幕を開けた。
まずなぜ頭がぼんやりとする程度の麻酔をするのか?
それは意識がある状態のままであえて不整脈を引き起こし電気異常を起こしている箇所を焼却するからだ。
「今動悸起きてますね?」
そんなことを確認しながら焼いていくのだからある程度は意識のある状態にしておく必要があったのだ。
そのため手術が始まってすぐに、やけに周りに人がいるなと感じていたことを納得することにもなった。
症状を引き起こすため当然苦しい。
だからどうしても体は動こうとしてしまう。
体に首2箇所、足の付け根に2箇所、管を通しているため暴れて外れるようなことがあっても困る。
そのための俺をおさえておくという人員配置でもあったのだ。
その内の一人の看護師は俺の頭上にいて頭をおさえたりしながら汗もふいてくれていた。
手術中、執刀医の汗をふくシーンはテレビなどで見たことはあったが、手術を受けている側が汗をふかれるシーンは見たことなかった。こんな形もあるんだ。。
当然といえば当然か。頭はぼんやりとしている状態でも動悸を起こされたらいつもよりは少し軽いって程度で苦しいことには変わりないため当然どんどん汗もかいた。

東日本大震災の余震

テレビを見ていると突然番組が変わった。
東北で最大震度6強地震
正直言ってこの震度6強といった地震の強さは想像もつかない。
それどころか震度4以上の地震も体験したこともない。
昔一度だけ防災訓練で震度6クラスの地震は体験はしたが、それはあくまでも揺れると分かっている防災訓練。
それでも立っていられなかったが、何の前触れもなく突然起きる大きな地震は本当に恐怖でしかないと思う。
昨夜11時すぎに起きた地震ということで番組が切り替わった直後は報道されている方も混乱していたのが分かった。
中でも印象的だったのは女性のリポーターが声を震わせながら必死に伝えていた場面だった。
ほんとは恐怖で逃げ出したい。報道している姿を見ながらパニックにならないよう必死に頑張っているのが分かった。
起きている間に被害の詳細はまだ全然分からなかった。
朝起きると色々なことが分かってきた。
普通に朝起きるとと簡単に書いてはいるが、眠れない時間を過ごした人が絶対大勢いることが分かっているため正直申し訳ない気持ちはあるがそれでも眠気は訪れて気になりながらも眠りにつき朝を迎えた。
起きてテレビをつけると、やっぱりといえば失礼だがいくつもの被害状況があがっていた。
多数の怪我人が出てること。土砂崩れなど。
また民家のことはどうなってるかの報道はなかったが、全く無事とは想像しにくい。
今年で東日本大震災からまもなくちょうど10年になるがどうやらこの時の余震らしいということを知った。
前回も今回も地震を体験もしていないやつが語るにはあまりにも図々しい話だろう。
でもきっとどちらも体験している人からしたら東日本大震災後の定期的に続いていた余震。何度も何度も起きていたことも知っているしそれに苦しむたくさんの人の話を見たり読んだりした。
それがまた今回。。。正直言葉にならない。
精神的にかなり負担になっている人も多くいるだろう。
自分自身が今現在パニック発作の症状に悩まされているが、同じように過去のトラウマから同じ症状を発症している人は多くいると思う。
報道はされてないが、怪我ではないためパニック発作をその時起こした人もたくさんいると思う。
そうなった方々が、すぐに普段処方している薬に手が届き飲めている状態にあったことだけを願いたい。
まだまだ1週間程度の強い余震の可能性があると報道で伝えているが、これまで何度こういったニュースを見ただろう。
体験した人にしか本当のとこは分からないし、その後の苦労も分からない。
それでも今回の地震が早く沈静化してくれることを強く願いたい。
こんなことを言っていいかは分かりませんが、心に不安を抱えてる方々にはどうか気持ちを強くもってほしい。
それがほんとの意味での沈静化にきっと繋がると思う。
遠く、何も出来ず何の役にもたたない。出来るとすれば多少の募金程度。。
それでも本気で早く落ちついてくれることだけは本気で願っています。

実力の差はないはずなのに

またまた一息。。

今日は朝からコーチやってるバスケの練習試合いってきた。
対戦相手は市内のたまにやるチームだが。。。
相手はうちとやるたびに力つけてる(*_*)
部活以外の時間もみんなでバスケやってんのか?って聞きたくなるくらい成長著しい。

個人個人をみればうちも負けてはいない。
チーム力もそこまで変わらない。

じゃあなんで?。。。
練習試合って勝ち負けは正直どうでもいい。
ベストメンバーばかりでなく交代でやってくし色々試しながらの試合だし。
逆に公式戦とは違って色んなメンバーとの組み合わせや個人の成長を見るには絶好のチャンス。
だからこそついつい声をあげてしまう。
今日はあまりに簡単に1対1の場面でやられるからみんなに足の親指の使い方講座してやった笑

って偉そうに言ってるが実際1番での守りにはかなり有効なんだけどな。
試合は結果、内容共に負け。
シュート率の悪さに関しては赤点なみや(-.-)y-~

大会などがなかなかない今だからこそせめて自分の成長を感じれるくらい頑張ってほしいな(>_<)

2年に至っては引退まで後半年。ほとんどのメンバーが小1か2年くらいから知ってるが。。満足した形で引退したいなら今の状態じゃあ終われないでしょ?
意地見せてもっと頑張れ!もっと走れ!もっとうまくなれ!
後悔ないくらいやって笑って引退していけ。

手術 6

手術室へ着くと、一番初めに行われたのが剃毛だった。
話には聞いてはいたが、前日の話ではもしかしたら剃るかもとは言われていたが、いきなり全て剃毛とは。。。
それを事前に知っていたら自分でやったのに。恥ずかしい。
でもそんな恥ずかしさを感じているほどの余裕もないくらい二人がかりであっさり終わっていた。
それが終わるといよいよ手術台へ。
手術台に乗せられた時の素直な感想はこんなに一人の手術に人がいるの?だった。
寝かされているためはっきりは分からないが、手術を行う主治医とそのサポートに二人。そして周りを囲むように数人がいて、更に手術室の上?2階みたいなところ?にも数人がいてモニターを見ている。多分10人はいたと思う。
そんな中での手術スタートとなった。
まず初めにカテーテルを通すための管を首と足の付け根から入れていく。
ここは麻酔はしているものの地味に痛かったことを記憶している。
それが終わるといよいよ手術の始まりである。
「じゃあ今から始めるけどきついようなら行ってね」
そんな優しい主治医の先生の言葉も後になり、ずっときつかったんですけど?と言いたいくらい辛い手術だった。
頭がぼんやりとする麻酔をしていなかったらどれだけの地獄だっただろうか?

手術 5

手術当日。手術はたしか午前11時から行われたと思う。
当日は何も飲み食いしてはいけず、手術が終わってもしばらくは何も食べれないと聞いていたので空腹を我慢しなければいけないということが辛いかなと話を聞いている段階では思っていた。
実際はそれどころではない上、空腹を感じることは全くなかった。
前日の手術説明を聞かされていた通り、当日は手術の1時間前くらいから気持ちを落ち着ける薬が処方され、30分前くらいには麻酔ではあるが、頭がぼんやりとして痛みも和らげるのかな?そんな麻酔を打たれた。
全身麻酔などではなく、意識のある状態で手術中にわざと症状を起こしそこを焼き切っていくのだという。
かなり苦しいと思うけど頑張ってとも言われていた。

両親と嫁は手術室に入る少し前に病院に到着した。
その時はすでに麻酔も打たれ意識朦朧としているような状態の所に来たので、後から聞いた話ではうちの母親は泣いていたらしい。
息子が心臓が悪いのは自分の体が弱いせいだ。
いつか嫁にこんなことを言っていたらしい。
そんな風に思わせたくなかったから正直手術の話や病気のことなど言いたくなかったのだが、いつのまにか嫁が話していたため後の祭りだった。
とりあえずいくらか会話はかわしたのだが、頭がぼんやりしすぎて会話内容は全く覚えていない。
多分頑張ってとでも言われていたんだと思う。
手術室へ向かうためのエレベーターへと向かう。
ストレッチャーに乗せられているので乗っている間もっと緊張してくるかとも思ったが、薬の影響からかそんな緊張感もなく落ち着いていた。

見ない間に成長するんだな~だから見ないといけないんだよ

手術の話は一瞬おきます。

久しぶりに子供のサッカーの試合をたった今見てきた。
普段は部活があるからなかなか見にいけないのだが、今日は部活も午後からだからチャンスとばかりに見てきたよ!
相手は地元の中学校でまあよくやる練習試合の相手なんだけど。。
今はコロナの影響で市外の学校と練習試合をしたらいけない決まりもあったりで同じ相手と組まれるのは仕方がないんだけどね(^-^;
でも子供達からしたらまたか(*_*)って感じらしい。
行ったらちょうど始まるとこだったけど、観戦者は相手チームの保護者の方一人と俺。。。
小学校の時のスポ少時代じゃあ考えれないくらい少ないが。。まあこれも親が興味を失ったんではなくコロナの影響ってことで笑

1試合だけ見て帰ってきたけど。。まあ試合の内容は完勝といったとこだろうか。
相手チームのシュートは1本2本?それくらいだったから危なげなかった。
個人的には一人一人のディフェンス時の寄せの遅さやパスの出どころを潰すタイミングや読みが甘い、当たりが弱い。絞るところをサボるからスペースを空けてしまうなど思った部分はたくさんあった。
攻撃にしても何で素早く門に入らないのかとか、声かけが少ないからパスの出すタイミングが遅いとか味方の取りやすい優しいパスを出そうとするからパスが弱いとか。。
デュエルで勝ちきれないとか。。
愚痴じゃん!!って自分で突っ込みたくなるくらい色々思ったりもしたが。。
それでも小学校から見てきたメンバーだからこそ個人個人は成長したなと思った部分は多々あった。
良かった部分は省略するが笑
うちのこを含め同級生は引退まで後半年。。
このメンバーでやれる残りの半年間でどれだけ成長しどれだけ経験をつみ考えれる選手へと成長していくのかは正直分からない。
コロナの影響で大会がどこまで行われるかも不透明だし。。
それでも引退まで楽しみながら時には厳しくサッカーを頑張ってほしいな~

やっぱり見てたらボール蹴りたくなるな~